宅配案件選びにおいて見るべき3つの数字と運について

「個数単価180円!高収入!」という求人に飛びついて、実は全く稼げなかった経験はありませんか? 宅配で安定して稼ぐためには、1つの数字だけでなく、3つの数字の掛け合わせを見る必要があります。それが「単価」「戸数(密度)」「再配達率」です。

単価(円):高い裏には「罠」があると思え

見るべきポイント: 「単価」と「エリアの広さ」はトレードオフ。

解説:

単価が高い(例:180円〜200円)案件は、配送エリアが広大で家と家の距離が遠い(過疎地)、または重い荷物が多い傾向があります。

逆に単価が標準的(例:150円〜160円)でも、マンションが密集しているエリアなら、1時間あたりの配達個数は倍近くになります。

結論: 「1個いくらか」ではなく「1時間で何個配れるエリアでの単価か」を見極めることが重要です。

戸数(個):そのコースに「稼げる上限」はあるか

どれだけ配る能力があっても、そもそも荷物がなければ売上は立ちません。

見るべきポイント: 「持ち出し個数の安定性」と「エリアの密度」。

解説:

保証個数: 「1日最低100個は保証」など、荷物量が確約されているか。閑散期に荷物が激減する案件は生活が安定しません。

密度(戸数): 狭いエリアに何戸の配送先があるか。同じ100個でも、半径1km以内で配るのと、隣町まで走るのとでは、ガソリン代(経費)と疲労度が段違いです。

結論: 荷物量が少ない=売上の天井が低いということ。「もっと配りたい時に、追加で積める荷物がある現場か」を確認しましょう。

再配達率(%):時給を下げる「見えない敵」

これが最も見落とされがちですが、最終的な手取りに大きく響く数字です。

見るべきポイント: 「置き配(指定場所配達)」の可否。

解説:

どんなに単価が高くても、不在で持ち戻れば売上は0円。再配達になれば、同じ単価で2回走ることになり、実質単価は半分になります。

「置き配OK」の案件かどうかが全てです。置き配が推奨されている大手ECなどの案件では、再配達率は極端に低く(数%程度)、配った分だけほぼ確実に売上になります。一方で、代引きや対面必須の案件は、再配達率が20%を超えることもあり、時間を浪費します。

結論: 再配達率は「完了率」と言い換えられます。単価が多少安くても、「置き配OKでサクサク完了できる案件」の方が、結果的に時給は跳ね上がります。

稼げる案件の方程式と運要素

良い案件とは、この3つのバランスが取れているものです。

【理想的な案件の例】

単価: そこそこ(150円〜160円)だが…

戸数: エリアが狭く密集しており、荷物量も豊富

再配達率: 「置き配」メインで、再配達がほぼ発生しない

「高単価」という言葉に惑わされず、「1時間あたり、確実に何個完了できるか」という視点で、これら3つの数字を総合的に判断してください。