宅配でトップクラスの収入を稼ぎ出す人(月収50万〜80万円以上など)は、単に「足が速い」だけではありません。彼らの1日は、「脳のリソースを節約し、止まっている時間を極限まで削る」ように設計されています。
収入が伸びる人の1日の特徴を、時系列と行動パターンで分解しました。
朝:勝負は「エンジンをかける前」に決まっている
稼ぐ人は、配送エリアに着く前の「積み込み」の時点で、その日の勝利を確定させています。
「3秒」で取り出せる荷積み
徴: 荷物を積む際、単にエリア分けするだけでなく、「回る順番(ルート)」を完全にシミュレーションして積んでいます。
結果: 現場に着いてから荷室を探す時間が「ゼロ」です。ドアを開けて、手前にあるものを掴んで走るだけ。この積み込み技術が、1日200個配れるかどうかの分かれ目です。
地図が「面」で見えている
特徴: ナビに住所を打ち込むのではなく、地図アプリ(ゼンリンなど)を見て、「今日はこのブロックから攻めて、時計回りに一周して終わる」という「一筆書き」のイメージが朝の時点で完成しています。
日中:迷いのない「ストップ&ゴー」
配送中は、アスリートのような動きと、将棋のような先読みを同時に行っています。
駐車位置の「多点攻略」
特徴: 1軒ごとに車を動かしません。「ここに停めれば、あそことあそこと、裏のマンションまで3軒いける」と判断し、台車や手持ちでまとめて配ります。
結果: 車の乗り降りの回数、エンジンの始動回数が減り、圧倒的な時短になります。
インターホンへの「入り方」が違う
特徴: インターホンを押すと同時に、すでに伝票を剥がし、ボールペンを構えています。また、不在とわかった瞬間に不在票を書き始める(あるいは事前に半書きしておく)など、コンマ数秒のロスも嫌います。
「悩み時間」がゼロ
特徴: 住所が不明な場合や、道が狭くて入れない場合、即座に「後回し」にします。その1軒で5分悩むなら、他の3軒を配ったほうが利益になることを知っているからです。
夕方〜夜:回収率を高める「心理戦」
夜間は、不在だった荷物(持ち戻り)をいかに減らすかの勝負です。稼ぐ人はここでお客様とのコミュニケーション能力を発揮します。
「在宅フラグ」を見逃さない
特徴: 夕方、マンションの窓に明かりがついているか、駐車場に車があるかを走行しながらチェックしています。「あ、あの家帰ってきてるな」と気づいたら、再配達依頼が来る前に自分から再訪問します。
電話の一手が早い
特徴: 夜間の指定時間に間に合いそうにない、あるいは不在が多い場合、SMSや電話で「あと◯分ほどで伺えますが、ご在宅でしょうか?」と事前調整を入れます。これで無駄足を防ぎ、確実に「配完」させます。
メンタル・習慣:一喜一憂しない
トラブルを「事象」として処理する
特徴: 理不尽なクレームや、大量の荷物に直面しても、感情的になりません。「今日はそういう日だ」と淡々と処理し、リズムを崩さないことを最優先します。怒るエネルギーすら配送に使います。
食事は「補給」
特徴: 昼食のために1時間店に入ることは稀です。おにぎりやパンなど、片手で食べられるものを用意し、少しの待機時間や移動中にエネルギーを補給します。
まとめ:伸びる人の1日は「リズム」が良い
朝の完璧なパズル(荷積み) → 昼の迷わないランニング(配送) → 夜の賢い回収(再配撲滅)
稼ぐ人はこのサイクルが完全にルーティン化されており、流れるように仕事をしています。逆に言えば、「次に何をしようか?」と考えている時間が1日の中にほとんどありません。